成増駅北口の時計

先日の朝の駅前でチラシ配りをしていたとき、ある方から
成増駅北口の時計が、数ヶ月前から止まったままになっている。何とかできないの?」
という質問をいただきました。ご指摘の時計を確かめたところ、立派なモニュメントの頂上にある時計は確かに全く動いていませんでした。
 公共の時計が動いていない、などのインフラ未整備の風景は、開発途上国ではよく見かけますが、東京都で見かけるとは思いませんでした。

 この件につき早速、板橋区役所施設管理部に問い合わせたところ、管理は赤塚土木事務所が行っているということでした。後ほど赤塚土木事務所の関係者から電話が来て、その方の話によると、

「時計は去年壊れたとき修理したが、すぐにまた壊れた。老朽化が原因と思われるので、今回時計を再度修理してもまたすぐに壊れる可能性がある。そのため、時計そのものを代えるか、時計を取り外してモニュメントだけを残すか、もしくはすぐに壊れるかもしれないが再び修理するかなど、どの方法がよいか、現在検討中になっている。また実際に修理する企業との予算の関係もあるので、なかなか『これでいこう』という結論に達していない状態です。」
ということでした。

 時計一つとっても複雑です。
 ただ、もう数ヶ月もそのままというのは、問題です。

 時計が動くまでたびたび進捗など問い合わせてみたいと思います。

帰宅する方々の背中

 夕方駅前などでチラシ配りをする際、たびたび目にとまるのが帰宅する方々の背中です。
 電車から降りてきた方々が、駅からざーっと出てこられ、その方々にチラシ配りをします。人の流れが少し無くなったときに、たまにふと振り返り、帰宅される方々の背中を見ることがあります。

 今日は、そのざーっと出てこられた方々の後ろの方に、盲導犬と一緒に歩かれている方がいました。その方に「おかえりなさいませ。」と声をかけると「はーい」という返事をいただきました。お付の犬は、まっすぐ進行方向を向いていました。
 その後しばらくしてふと振り返ると、夜空の下、ゆっくりとしかしながら確実に、おそらく帰路に向かう坂を登っているその方とお付の犬の後姿が見えました。

 それから私は、再び駅の出口に身体を向け、よしがんばっていこう、と今まで以上に強く思いました。 
 

応援ありがとうございます

 昨日(29日)朝の高島平駅前でのチラシ配りは、私が青年海外協力隊員として西アフリカ・セネガルに滞在していたときにお世話になった、原さんにお手伝いに来てもらいました。
 原さんも協力隊員としてかつてセネガルに赴任されていて、今は東京都内で働かれています。お仕事の合間をぬっての協力ありがとうございます。


(写真:原さんに写してもらいました)

 ちなみに私のセネガルでの活動の様子は、例えば下記のサイトから見ることができます。
セネガルの小さな島で村落開発の活動を行っていた紫垣伸也さんからのメッセージ(http://www.jica.go.jp/hyogo/enterprise/volunteer/taiken/jocv_shigaki.html)」

 無所属として細々と活動している私にとって、原さんの様な協力は本当に有難いです。これからももっとがんばっていこうと思います。


 

障がいと高齢化

今日(26日)も夕方駅前にて、チラシ配りと一言演説をしていました。
そのとき、視覚に障がいのある方が私のところに来られ、視覚障がいによる就労の問題、そしてその方の親の高齢化の問題、という2重の問題に悩んでいる、と私に告げられました。

先日板橋区内の福祉園の方とお話しする機会があり、その方は板橋区の問題として、「障がい者の親の高齢化による、親子の生活苦の増大」とおっしゃっていました。今日出会った方の問題はまさしくそれに該当します。

板橋区は現在予算の50%以上を福祉費に充てており、財政的には他の自治体と比較して福祉重視の区政と言われているそうですが、まだまだ区の福祉政策が行き届いていない現実があることを思い知らされました。

今日出会った方とは、これからも交流を続け、何らかの改善策を見出していきたいと思います。そういった模索のなかで、区政レベルでの改善点を明確にしていきます。

「助け合い、支え合う」精神がもっと反映される区政を目指さなければならない、と強く思います。

城北中央公園「環境祭り」

11月21日(日)11時から、城北中央公園で行われた「環境祭り」(
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2010/10/21kac200.htm)のイベント「園内のゴミ拾い」に参加しました。

公園の紅葉や黄金色のイチョウの落ち葉を眺めながらの小一時間の清掃活動でした。

よく見かけたゴミは、タバコの吸殻。いたるところにぽつぽつ落ちていました。
集中的に吸殻が落ちているのは、公園の中心から少し離れた屋根付のベンチの下です。
一つのベンチの下に数十個単位で吸殻が落ちているときもありました。
そして、複数の吸殻が落ちているところにたまにあるのが、タバコが入っていた紙の容器です。この容器なのですが、タバコの「わかばhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%81%B0_(%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3)」が目立つな、と感じました。
わかば」は、市販されているタバコの中で比較的安価です。
 最近のタバコの値上げと、不景気の影響なのかな、と思いました。

 公園清掃ボランティアに参加しながら、公園を汚す喫煙マナー問題の実態を知り、同時に日本の景況の一端を垣間見たひと時を過ごすことができた、と思いました。

 PS:清掃後、ごほうびに熱々の豚汁をいただきました。ごぼう、にんじんなど具が沢山入っていておいしかったです。ご馳走様でした。

認定NPO21世紀協会【川嶌寛之帰国報告会】

日時:2010年11月20日(土)午後2時〜
場所:JICA地球ひろば(http://www.jica.go.jp/hiroba/index.html
で行われた、認定NPO21世紀協会(http://www.21ca.ac/)の理事・ミンドロ事務所長の川嶌寛之の一時帰国報告会に行ってきました。

 21世紀協会は、フィリピン、ミンドロ島http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E5%B3%B6)に住む、先住民族マンニャン族の教育・農村開発・保健衛生支援を行っているNPOです。

 川嶌事務所長はミンドロ島に10年以上滞在し、マンニャン族支援に携わっています。
 今回は、これまでの支援活動を紹介しつつ、「先住民族を支援する意味」という根本的な課題について議論がなされました。
 
 既にご存知の方もおられるかと思いますが、私はこのNPOインターン生として2000年6月から2003年5月までの約3年間、ミンドロ島に滞在していました。そこで、マンニャン族の子ども達の共同生活をしながら、彼らの日常生活支援などに携わっていました。滞在中にはいくつかの作文もしました(例えば→http://www.21ca.ac/21c/shinmin20.html)。
 この3年間のミンドロ島生活は、私の人生に大きな影響を及ぼしました。マンニャン族への支援活動を行いながらも、私は彼らから本当に豊かな人生を過ごすにはどうしたらよいか、幸せな人生をおくるにはどうしたらよいか、などについて学ぶことの重要性を知りました。そして、こういったことを学んでいくことは、マンニャン族に限ったことではなく、私や私を含む現代の日本人にも大切なことではないだろうか、と思うようになりました。
 そういった思いをもって、今私は板橋区に住みながらこのブログを書いています。

第14回板橋産業見本市

11月20日(土)の午前に
第14回板橋産業見本市(http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/010/010672.html)に行ってきました。
板橋区に関係する多くの企業、団体、学校がそれぞれ独自の製品、技術をPRしていました。
板橋区でも数年前から応援しているコミュニティビジネスの更なる促進の必要性を感じている私としては、板橋のものづくりやビジネス事情をまとめて知ることができて大変有意義でした。

 私が感じたこの見本市の魅力は、企業だけではなく、一部ですが学校や、福祉園など多岐にわたる団体から出展があったということでした。
 これからの板橋区の持続可能な発展を考えたとき、産官学そして福祉分野が力を合わせて板橋のものづくり、街づくりを行っていく必要があると思います。そういった意味で、今回の多岐にわたる団体からの出展は面白く、こういった多様性をもっと受け入れ、それをエネルギーにして成長していける区にしていきたいと思っています。