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しがき伸也のホームページを開設しました!
まことに勝手ながら、今後ブログなどは、以下のホームページに更新いたしますので、こちらをご覧ください。

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http://shigakishinya.jpn.org/

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

しがき伸也

仁木さんについて

11月26日と、12月9日にちらっと書いた、弱視の方とたびたび交流しています。今回、私のブログなどでも氏名公表し、メディアにも問題をうったえていきたいという希望がありましたので、再びこの方について紹介します。

この方の名は、仁木忍さん(39歳)。
 数年前にNHKの番組に出演され、障害者自立支援法が抱える問題について自らの経験をさらけだしてメディアを通して世論にうったえました。(関連サイトは⇒http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch_new/tue/60704.html
 この番組が放送された当初は、周辺にかなりの反響があったそうです。しかし、それから数年たった現在、なんとか生活はできていますが、まだまだ現在住んでおられる板橋区社会福祉政策の改善は必要であると感じています。
 特に雇用の問題は深刻で、障がいが理由で安定した給料が得られる企業などに就職することが大変難しいそうです。
 板橋区の就労斡旋サービスにも相談に行ったそうですが、就職先は見つけられなかったそうです。現在は都内の施設で働いた給料(月給数万円)と年金で細々と暮らしています。
 
 障がいがある人も無い人も共に楽しく過ごせる社会・街を作っていくことを目指す私にとって、仁木さんのような問題を抱える方々へのサポートを今後とも続けていきながら、より良い社会福祉の実現に向けて考え、実行していきます。

 障がい者就労について何か良い情報をお持ちの方はご一報いただけると大変ありがたいです。よろしくお願い致します。
 
 
 
 

和光市議会傍聴

今日(13日)午後は、板橋区に隣接する埼玉県和光市の市議会の一般質問の傍聴に行ってきました。
その日は、井上航(いのうえわたる)議員が質問されていました。
井上さんとは、先日西高島平駅でお会いし、それからいろいろとアドバイスをいただいています。
井上さんは、政党に属さない「無所属」として活躍されています。和光市議会議員には、井上さんと同じ会派にいる「無所属」議員がほか2名おり、議員定数20名のうち3名が井上さんのような無所属です。

一方、私が住む板橋区には、このような政党に全く関係の無い「無所属」議員が皆無ではないでしょうか。板橋区の議員数は現在45名なのですが、そこに政党に全く関係の無い「無所属」が皆無、というのはいかがなものでしょう。
政党が悪いというわけではありませんが、幅広く多様性のある区政を実現するためには、政党に全く関係の無い「無所属」議員も何名かは含まれる区議会のほうが健全ではないだろうか、と思います。

再会

昨日も駅前で夕立(夕方頃での街頭)をしました。以前駅で出会った弱視の方に声をかけていただきました。

その夕立の後、緊急支援活動を行うNGOスタッフとして東アフリカのジブチという国に約2年駐在し先日帰国した大学時代の友人K①とその仲間に会いました。帰国した彼は、立派なあごひげを蓄えていましたが、10数年前の学生のときと同じ力強いまなざしを持っていました。
ジブチでの難民キャンプでの話などを詳しく聞かせてもらい、世界の現状を改めて知る良い機会でした。

K①以外には、写真家のS、大手金融会社勤務Oとも再会しました。K①、S、Oとは、私が学生の頃にフィリピンの貧困層への住居建設支援活動に関わっていたときに出会いました(ちなみにこのブログの写真はSに撮ってもらったものです)。
学生中は同じ活動をした仲間ですが、その後大学を卒業し何年か立つとみんなそれぞれ自分の道を歩んでいるんだな、と実感した次第です。

また、昨日はK①の知り合いの大手コンサルタント勤務のK②、大手商社勤務のK③とも会いました。K②、K③は実は私と同じ大学の同じ学部だということで、東京でこういった新たな出会いが出来たのも有意義でした。

K①は、これからしばらく日本のNGO事務所で勤務し、その後来年には今度はネパールに赴任が決まっているそうです。世界中で活躍するK①とは、活動のフィールドも職種も異なりますが、より良い社会・世界作りという共通目標のもと、これからも共鳴し合っていけたら幸い、と思っています。

改めてK①、お帰りなさい。

国際的な駅前

駅前で立っていると、いろんな方々が通り過ぎていきます。

明らかに外国人のような方には、「おはようございます」よりも、「グッモーニン(英語で『おはようございます』の意」、「ボンジュー(フランス語で『おはようございます』もしくは『こんにちは』)の意」、「ナガデフ?(西アフリカ・セネガル公用語ウォロフ語で『おげんきですか?』の意」などで挨拶したりしています。

そういった中で、今朝、東南アジア系特にフィリピン系の方かな、と思った方が私の前を通っていったので「マガンダンウマガ(フィリピンの公用語タガログ語で『おはようございます』の意」と言うとチラッとこっちを振り向いたので、続けざまに「クムスタ?(タガログ語で『おげんきですか?』)」と言うと、にこっと笑ってくれました。


板橋区 国際化の現況(http://www.city.itabashi.tokyo.jp/c_kurashi/011/attached/attach_11288_1.pdf)』によると、2010年1月1日現在での在板橋区フィリピン人の数は1,477人と、在区中国人、韓国人に次いで3番目に多いそうです。私は多少タガログ語を理解できるので、街を歩いているフィリピン人が話すタガログ語をごく自然に耳にしながら、断片的ですが彼らがどういった感覚で板橋区に住んでいるのかについて知ることが出来ます。

駅で立っているだけでも、多くの外国人が板橋区におられることがわかります。
ある意見によれば板橋区は「保守的な街だ」とも言われていますが、国際化の流れはこれからも広がっていく現実を考えると、多様性社会実現に向けた板橋区の街づくりは必然であり、急務だと思っています。

兵庫県からのお手伝い

昨日〔12月6日(月)〕は、兵庫県から私の10数年来の友人である、小宮勇介君が活動の手伝いに来てくれました。

小宮君は、私と同い年で、私が大学在学中から卒業後しばらく筋ジストロフィーという障がいを持った方々の24時間介助支援活動をしていたときからの仲間です。
筋ジストロフィーについては以下サイトなどで紹介されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AD%8B%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC)】

その日小宮君は、私の活動に朝の駅立ち、ポスティング、夕の駅立ちまで全て付き合ってもらいました。

当時から小宮君や障がいを持った方々とは障がい者の福祉についていろいろと話をしてきました。そのときに知り合ったある障がい者のなかで、障がい者の負担増をせまった「障害者自立支援法」を強く非難つつ亡くなった方もいます。
小宮君と10数年前に出会い、と同時に多くのよりよい自立生活を目指す障がいを持った方々と出会いました。しかしながらこの10数年の間に出会った障がいを持った方々の何人かは理想の自立生活を達成せずに亡くなりました。

「障がいのある人も無い人も共に力を合わせて生きていける社会」の実現を目指すことが私の今の活動の原動力です。亡くなった方々の想いを自らの心にきざみこみ、そして今一生懸命に未来に向かって前進していこうとしている方々と力を合わせて、新しい福祉社会に向けてがんばって行きたいと思う所存です。

最後に小宮君、昨日はありがとう、そしてこれからもよろしくお願いします。

障がい者週間記念行事/いたばし協働・市民フォーラム

12月4日(土)。

午前は、板橋区立グリーンホールで開催中の、
障がい者週間記念行事〜ともに生き活きふれあい広場〜」「いたばし健康ネット博2010」に行ってきました。
これらの行事は、12月3日〜9日に定められている「障害者週間」にあわせて開催されていました。
 舞台発表としては、中途障がいの方々の歌の披露、ダウン症の方々のハンドベル、ふるさといたばし体操の紹介、精神障がいの方々によるダンスなどが披露されていました。展示・販売コーナーには、板橋区内の福祉園や、シルバー人材センターの方々など多種多様な団体が出展されており、大変盛況でした。
 こういった障がい者やご高齢者との触れ合える機会をもっと増やし、障がいのある人も無い人も共に生きられる街を目指して行きたい、と思いました。

午後は、板橋区立ハイライフプラザで開催された、
「第9回いたばし協働・市民フォーラム 事業仕分けで変える自治体の未来〜あの事業仕分けを板橋でもやる!〜」に参加しました。
 特別講演には、『転換期の民主主義』と題して、田原総一朗さんが講演されました。
 その後、埼玉県和光市市長や板橋区議、板橋区福祉部長を交えての『事業仕分け自治体を変えられるか!』というタイトルでのシンポジウムが行われました。
 講演で田原さんは、今の政治家の『無責任さ』、『バカさ』加減について切々と語られていました(ちなみに『無責任』『バカ』というのは田原さんの口から発せられた言葉です)。
 「田原さんの思うことはわかった、私も一部賛成するところがある。では、例えば、この人なら「責任力がある」「賢い」と思うような政治家はいるのだろうか。」と講演後感じました。政治家批判は大事ですが、代替案ももう少し用意しておいてくれたらもっと良い講演になったのかな、と思いました。
 シンポジウムも面白かったです。和光市市長の和光市改革への厳しい道についての話などは、大変興味を持って聞きました。
 総じて政治家というのは、一生懸命やってても批判され、実現しようとする道は厳しい、という難しい職業なんだな、ということを再認識した次第です。
 
 ちなみに余談ですが、今日帰宅してテレビを見ていたら、障がい者によるお笑い番組「笑っていいかも!?(http://www.nhk.or.jp/heart-net/wide/)」がNHKで放送されていました。画期的な番組だ、と思いました。そして笑わせてもらいました。